
AME
西依建設株式会社 福岡県(N様)
ご夫婦+子1人
お子さまの成長をきっかけに定住できる家を建てたいと考えたN様は、規格住宅をベースに自分たちの理想を重ねて住まいをつくりました。
大屋根が印象的な外観、軒下に続く広い土間、そしてキッチンから庭へ抜ける視線。外で過ごす時間が自然と増えた住まいは、暮らし方そのものを変えてくれたようです。
家づくりの背景と、間取りやデザインのこだわり、住み始めてからの暮らしの変化をお伺いしました。

▼規格住宅を中心に工務店を探した
▼AMEのデザインが自分たちの好みにぴったり
▼外に出る習慣が増え、ご近所付き合いが深まっている

「子どもが小学校に上がる前には、定住する場所を決めたかったんです」とご主人様。今までお住まいだった団地はリノベーションされていて内装はきれいだったものの、収納が少なく、これから物が増えることやお子さまの成長を考えると戸建てが必要だと実感されたそうです。
もともと戸建てへのあこがれはご夫婦共にあったものの、当初は予算面で実現をためらっていたといいます。

家づくりの第一歩として住宅展示場に足を運んだN様は、「どこから見ればいいか、何を話せばいいかがわからず、結局どこにも入らずに帰ってきました」と、当時を振り返って話してくださいました。
そこからスーモカウンターで相談したり、インターネットで情報を集める中で規格住宅の存在を知ります。価格の目安がわかる点に魅力を感じ、規格住宅に絞って会社探しを進められました。
その過程でジブンハウスを知り、最終的に西依建設に相談して家づくりを進めていくことになりました。

当初は平屋を希望されていたものの、土地と庭のバランスを検討するうちに難しさが出てきたそうです。加えてN様は「普通は避けたい。ちょっと変わった感じがいい」とデザインへのこだわりをお持ちでした。
そんなとき、西依建設からAMEの提案を受け、規格住宅のなかでも個性的なこのプランに触れたことで「外観も内観も好き!」と直感的に好印象を持ち、AMEで進めていくことを決められたとのことです。
そこから西依建設の提案を取り入れつつアレンジを重ね、AMEのコンセプトとご家族の暮らしが調和した、心地よい間取りをつくりあげました。
「ジブンハウスのVRは何度も見て参考にしました」とおっしゃるように、VRで何度も内観を確認できたことが、暮らし方のイメージを固めるうえで大きな助けになったそうです。

N様がいちばん気に入っているのは、大屋根のフォルムとその下に広がる軒下空間です。
ご主人様は「毎朝ここに座って過ごすのが日課です」と笑顔でお話しくださいました。西側に広がる風景や夕日を眺めながらぼんやり過ごす時間が増え、気がつけば外で過ごすことが日常になったといいます。
近所の方と顔を合わせて立ち話をする機会も増え、外での交流が暮らしに溶け込んでいます。

キッチンは家の中心に配置されています。調理をしながら家族や庭の様子が見渡せるため、「壁向きのキッチンだと作業に集中してしまいがちですが、ここなら会話をしながら家事ができます」と奥様。
収納と動線にも工夫が凝らされています。パントリーは廊下側とリビング側の両方から出し入れできる通り抜け仕様にして、鞄の整理やお弁当のやり取りがしやすい動線を実現しました。水回りも回遊できる配置にしたことで家事の負担が軽くなり、ゆったりしたLDKは来客からも「子どもが走り回れる広さでいい」と好評だそうです。

ダイニングに面した大きな窓は、実は西側に向けられています。西日対策としてハニカムシェードを採用しつつ、窓の外に広がる田園風景を取り込めるよう配慮されています。

小上がりではなくあえて下げた”小下がりスペース”を設け、完全に仕切らない落ち着ける居場所をつくりました。
畳ではなくボロン(BOLON)という素材を採用したことで、汚れやお手入れの面でも使いやすく、腰壁があるためおもちゃが散らかっていても視線が気になりにくい点が気に入っているとのことです。

二階のホールは余裕を持たせたフリースペースにしてあり、今後の暮らしにあわせて変えていける可変性を備えています。
これから子どもの成長に合わせてどのように使うか考えるのが楽しみだと話してくださいました。
天窓がある板張りの部屋は、山小屋っぽくしたかったN様のリクエストが反映され、お気に入りの空間のひとつになっています。

住み始めてからのいちばんの変化を伺ったところ、「外に出る習慣」が増えたとのこと。
以前は団地暮らしで外へ出るのはお出かけのときくらいだったのが、いまはお散歩をしたり近所の方と話したり、軒下でのんびり過ごしたり、メダカのお世話をしたりと、外で過ごす時間が日常になったそうです。

風通しは良く、窓を開けると心地よい風が抜けていきます。二階は日中に暑くなることがあるためエアコンで調整しているそうですが、トータルでの暮らしの満足度は非常に高いとのこと。
特に「キッチンから見える景色」を大切にした設計は、こだわってよかったポイントだと強調されていました。
また、屋根に雨樋をあえてつけていないため、雨が降ると軒先から雨粒が流れ落ちる風景が見られます。そのささやかな自然の仕草を眺める時間もお気に入りだとお話しくださいました。

最後に、これからマイホームをつくる方へアドバイスをいただきました。
まずは「住宅会社を何となく選ばないでください」と力強くおっしゃっていました。自分たちのイメージに近い家をつくっている会社を見つけることが何より大切だといいます。「どの会社でも同じものがつくれるわけではないので、自分のイメージに合う会社を探すのが一番です」とのことです。
また、遠慮せずに希望を伝えること、将来性を見据えて“念のため”設備を付けておく(たとえば二階トイレ)こともおすすめされていました。
土地選びでは広さだけでなく、周囲の風景や環境も重視することが、暮らしの満足度につながるとおっしゃっていました。

AMEのコンセプト「雨を詠う日々の恵みをあじわう暮らし」は、N様ご家族の暮らしに自然に根づいています。
キッチンからのびのびと遊ぶわが子を見守り、雨音に耳を澄ませ、窓の外に広がる稲穂で季節の移ろいを感じる。
N様のこだわりが詰まったAMEは、何気ない日常のひとときを心地よく楽しめる住まいになりました。これからもご家族とともに、AMEでの暮らしがゆっくりと育っていくことでしょう。


