住まいはただの日常の場ではなく、ライフスタイルを反映し、家族や個人の時間を彩る重要な空間です。
「79A」は、そんな理想を形にしたジブンハウスの人気プラン。 この度、既存の2プランに加えて新しく3プランが登場しました。
今回は、そのコンセプトや開発の背景、そして暮らしにどのように寄り添っているのか、ジブンハウス建築デザイナーの滝本と島田が語ります。
滝本:
「79A」はジブンハウスのベーシックライン、Aシリーズのひとつです。 「ベーシック」という言葉が象徴するような、すべての生活スタイルにフィットするデザインを目指しました。どんな家庭のライフスタイルにも馴染むシンプルで柔軟な間取りですね。
また、インテリアによって自由にアレンジを楽しめるキャンバスのような住まいにしたいと考えました。
玄関一つをとっても、単なるエントランスではなく、家族やお客様を迎える「ホール」としての機能を意識しています。玄関正面のシューズインクローゼットにもこだわりました。あえてオープンにすることで、ただ収納するだけでなく、インテリアとしても活用できる「見せる収納」の考え方を取り入れています。 結果的にホールのアイキャッチにもなりました。
リビングはハイサイドライト(高い位置の横長窓)を採用しているのが特徴です。この窓は、採光のほかにテレビの位置を指定するという狙いがあります。テレビの位置が決まると自然と他の家具の位置が決まります。あえてデフォルトのレイアウトを提供することで、お客様がインテリアコーディネートに集中できるよう設計しました。
▲ハイサイドライト (高い位置の横長窓)を採用した「79A」のリビング
滝本:
そうですね。ベーシックでどんな暮らしにもフィットすることをコンセプトに設計された「79A」とは対照に、「79AⅡ」はキッチンを家の中心に据え「食をテーマにしたライフスタイル」をコンセプトにしています。
「79AⅡ」ではキッチンをただの調理場ではなく、家族やゲストのコミュニティの場として設定。 フラットなオープンキッチンがリビングダイニングに大きく面していて、キッチンからの配膳など実用性はもちろん、料理をしながら家族やゲストとのコミュニケーションがとりやすい設計です。
さらにエントランスからキッチンに直接アクセスできる動線も用意しました。この動線により、例えば来客があるときはエントランスから直接キッチンに入る、など、場面に合った動線を選びプライバシーをコントロールできるようになっています。
▲キッチンとの繋がりが特長の「79AⅡ」リビングダイニング
島田:
もともと「79A」はジブンハウスというブランドの立ち上げと同時に開発されたプランなんです。
ジブンハウスも立ち上げから9年が経ち、初代プランの中でも長年人気を誇り続けている79Aをベースに、時代に合わせたプランの追加を行うことになりました。
特に近年では、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化によるニーズの変化が多いですね。「79A」というコンパクトな間取りの中で様々な選択を提案することができれば、限られた敷地や予算の中で、理想が叶う選択をしてもらえると思いました。
ジブンハウスというセミオーダー型の規格住宅だからこそ、79Aのバリエーションを増やし、住まい方の選択肢をわかりやすく広げる ことができたと思います。
島田:
特に共働き家庭を意識し、家事効率を考えた動線を取り入れています。
1階のバスルームからパウダールーム、ユーティリティ(家事室)だけではなく、2階のファミリークローゼットも含めた動線にこだわりました。
ファミリー向けに3LDKの間取りは変えず、室内干しやアイロンがけに使える家事スペースや、家族の衣類をまとめて収納できる大容量のクローゼットを採用しています。
リビングはその分コンパクトになっていますが、必要十分な広さを取っているので窮屈さを感じずに開放感のある生活が楽しめるように設計しています。
滝本:
お風呂場からパウダールームが繋がっていることで、ランドリースペースが大きく広がっているのも特徴的ですね。
お風呂場からタオルを取りに行く、など日常の動作が行いやすくなっています。仕切って個別のスペースとしての使用も可能で、生活に合わせて選択できます。
大きなファミリークローゼットは、収納としてはもちろん家族のギャラリーなどマルチなスペースとしての活用も楽しいと思いますよ。
▲家事効率が考えられた「79AⅢ」の導線。日常の動作がスムーズに。
島田:
1階、2階に設けられた大きい収納が一番の特徴ですね。
収納スペースを充実させることで居住空間をすっきりと保ち、インテリアを自由に楽しめる暮らしを提供したいと考え設計しました。
「大容量のスペースにまとめて収納したい」というご家庭にぴったりです。
このプランを作ることで、みなさんこだわりのある「収納」の観点でプランをお選びいただけるようになりました。
1階の収納は、リビングはもちろん屋外からも収納できるようになっているので、お出かけに持ち歩く物の収納や、アウトドア用品の収納など、毎日の動線や使用場所に合わせた収納が可能になっています。
滝本:
階段上のホールも特徴ですね。「79A」にはもともとフリースペースを設けていますが、「79AⅣ」ではもう一つの家族のスペースとして広めに設定しています。海外のファミリールームの考え方を取り入れ、プライベートな空間が多い2階でも、リビングの延長として家族が緩やかにコミュニケーションをとれる場を提供しています。
家族の図書室や、共用の勉強スペースなどいろいろな方法で活用していただけると思いますよ。
▲大容量の収納が特長の「79AⅣ」。多くなりがちな家族の荷物もすっきり収納。
島田:
フレキシブルに間取りを変更できる2階の仕様が特長です。家自体が家族に寄り添ってくれるような間取りを目指して設計しました。
例えばお子さん が小さい頃は仕切りを外して広い子供部屋と主寝室の2つの部屋として。大きくなったら子供部屋を2つに分けて3つの個室として使用可能です。
また、4部屋に分けることでリモートワークスペースやゲストルームを用意することもできます。このように、家族の暮らしの変化や場面によって使い方の選択が広がるように考えました。
仕切りには3枚の引き戸を採用しており、部屋のレイアウトを簡単に変更できます。さらにオプションとして可動間仕切り収納も用意しているため、お好みに応じてカスタマイズいただけます。
▲仕切りの開閉で簡単に間取りが変更できる。
島田:
ニーズを取り入れていく中で、限られた予算や土地の広さの中で理想の暮らしを叶えることは取捨選択が必要だと実感しました。
今回79Aを5プランに拡充したことで、家づくりを行うときに自分が何を重要視しているのか、比較しながら整理して検討できるようになったと思います。
理想に合った家をストレスなく選択することで、家づくりの中身の部分を楽しんでいただきたいです。
滝本:
自分のライフスタイルで自分が本当に欲しているものは意外とわからないですよね。
そんな中、この5プランを見比べて「自分はこんな暮らしがしたかったんだ! 」という気づきにつながってほしいと思っています。
住まいは単なる生活空間ではなく、大切な家族の拠点です。私たちは「こんな暮らしがしたかった!」と心から思える家を提案することを目指しました。
「79A」シリーズを通じて、理想のライフスタイルを叶えるお手伝いができれば嬉しいです。「これだ!」と感じる家づくりを、私たちと一緒に楽しみましょう。
さらに暮らしに寄り添った79A。自分らしい暮らしを追求する第一歩として、ぜひスマートカスタムでご体験ください。